「ためこみ症候群」「ゴミ屋敷」の根本解決には、親子関係の問題とアダルトチルドレンの解消が鍵
- love---peace
- 2018年3月31日
- 読了時間: 4分
夫は、ゴミを捨てることができないので、放っておくと、部屋や車がゴミ屋敷になります。
子どもは、どうでもいいようなものまでとっておきたがるので、放っておくと、どんどん物が増えて、部屋中に物があふれて足の踏み馬がなくなります。
わたしは、二人の片付けをやってあげるのは面倒だから、時間を作る努力をせず、放っておきます。
しかも、わたしには、子ども時代の体験が原因で、まだ使う可能性がある物を捨てることに対しての強い罪悪感や強迫観念があったり、愛着があると手放せない……という「ためこみ症候群」の特徴があります。
つまり、部屋と車がゴミ屋敷になってしまうってことです。
でも、このままでいられるわけない。
夫と子どもを片付けられる人になんとか変えよう変えよう……とばかりしてきたけれど、変わればいいのは自分の方でした。
現在、ゴミ屋敷と向き合い、自分の心と向き合い、両方をデトックスしている真っ最中です。
ごみ屋敷の問題を精神医学では、様々な精神疾患が原因になっていると診断することがあるようです。
精神医学では、物を手放すことが困難で、次々に整理できずにためこみ、日常生活に大きな支障が出てしまう状態を「ためこみ癖(hoarding)」と呼びます。
ためこみ癖(ためこみ症候群)は、近年の調査や研究によって、強迫性障害の一種だけでなく、発達障害(ADHDや自閉スペクトラム症)、統合失調症、うつ病、脳器質疾患などの精神疾患にも合併しやすいことがわかってきました。また、精神疾患の合併症ではなく、ためこみ癖が単独で起こる場合もあるようです。

自分や家族だけでなく、アダルトチルドレン特有の生きづらさを感じている人たちの体験をふまえて、ためこみ癖を観てきて、感じていることがあります。
「片付けたいのに、片付けることができない」
「家族などに片付けるように言われても、散らかっていることがおかしいとは思わない」
などの理由で片付けられないために、本人あるいは家族などが常に不快だったり、日常生活の支障を感じているとしたら、かなり高い確率で親子関係が根本的な原因になっていると思っています。
たとえば、
だらしなくすることで、面倒を見てもらってきた親との共依存関係を続けてしまっている場合。
親に強制されたときの怒りや反発心が沸き上がってくるから、片付ける意志がなくなってしまう場合。
捨てることに強い罪悪感や恐怖心がある場合。
「自分に特のないこと、自分が楽しいくないことはやりたくない」「他人に認められること以外には全く興味を示すことができない」などの「0か100か思考」の損得勘定が強いために、片付ける意思がわかない場合。
などは、親子関係が原因になっている可能性が高いと思います。
これらは、主体的に生きることができないアダルトチルドレンの特徴でもあります。
「自分は、ほんとうは、どうしたいのか?」
という大事な自分の純真な意思がわからなくなってしまうのが、多くのアダルトチルドレンだと思います。
純真な意思を無視してきたために主体性が欠如していると、他人に判断を依存してしまい、ほんとうの気持ちに従って行動することができません。
つまり、親子関係が原因でのネガティブな感情が心の奥にあるから、「片付けたくない」というエゴの思考に囚われているけれど、エゴを越えて、
「自分は、ほんとうは、片付けたい」
「自分は、ほんとうは、すっきり綺麗な部屋にしたい」
という純粋な向上心からの素直な気持ちに従って行動することができたら、主体的に生きる一歩を踏み出すことができます。
これは、アダルトチルドレンの回復の道すじの一つでもあります。
相手の言動や感情に左右されて、自分の行動が決まってしまう状態から成長するためには……
自分の純粋な向上心で、自分も両親も、みんながしあわせを感じられる方向を選んでいけるように、主体性を育てること。
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