母性本能をふりかざす母親は、横暴な支配者
- love---peace
- 2018年5月23日
- 読了時間: 3分
子どもに部屋を片付けるように言っても、ちっとも言うことを聞かなくなり、ますます反抗的になってしまいました。
おたがいにイライラして怒鳴りあったり……
はぁ…… 親子関係は、まるで散らかし放題の部屋のように、どんどん荒れる一方。
ホントは、おたがいの落ち度を責め合いたいわけではない。
だって、おたがいに相手の自由意思を認め合っているときには、とても楽しい時間を過ごせるんだから。
家族が元気に楽しく過ごせるように、子どもに命令してしまう自分の心の問題を解放していきたい。
わが子が言うことを聞かなくなり困っているという方に、 「母親心理学教室」を主宰されている山崎房一氏による親子関係のとらえ方は、参考になるかもしれません。
以下に引用しますね。
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母性愛と愛情はべつもの。
愛情は人間らしい感情ですが、母性愛は、あくまでも本能。
しかし、お母さんたちはこの事実をなかなか認めたがりません。だから、子育てが悪戦苦闘の連続になり、結果として彼女たちは子育てに失敗してしまうのです。(中略)
母性本能が取り除かれると、わが子の姿がたちまちハッキリと見えてきます。わが子が、自分の支配下にある「自分の子」ではなく、小さいながらも自分と対等な立派な一人の人間であるということが。
「親子関係は、ひととひとの関係である」(中略)
つまり親と子の関係に必要なのは、本能的なつながりではなく感情の問題や思いやりといった人間的な愛でなければならなかったのです。(中略)
子どもたちは、母性本能を愛情とは受け取っていません。むしろ母性本能をふりまわす母親から子どもは、支配者の横暴さだけを感じ取るのです。
子どもが、嫌いな母親のいうことを聞こうとしないのはそのせいでした。彼らは、母性本能に屈服するほど幼くはなかったのです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 出典
新家庭教育協会を創立し 初代理事長を努めた山崎房一の著作。母親と子どもの間には友情があり、その友情があることで、子どもに勇気が芽生えると語ります。協会主催の母親講座参加者の体験談も掲載。時代を超えて読み継がれる育児書です。

「たとえ何があろうと、愛おしい我が子を守りたい」
「あなたが生きていてくれるだけでいい」 という純粋な母性本能が、
いつしか
「我が子をまっとうに育てなければならない」
「親の言うことを素直に聴くいい子でいて欲しい」
「もっと、こうして欲しい」
「もっと、ああして欲しい」
「もっと、もっと……」 という親の価値観や自己満足を押し付けようとするエゴで曇って、観えなくなっている……
反省です。
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