子どもなどの弱者に向ける攻撃的な怒りが、モラハラになる
- love---peace
- 2018年3月5日
- 読了時間: 4分
人間の感情(特に、怒りのようなネガティブな感情)は
連鎖的に伝播していく
ある男が職場で上司から怒鳴られる。
腹が立っても、身の安全を考えて、その場で上司に怒鳴り返すことはできない。
↓
男は持って行き場のない腹立たしさを抱えたまま帰宅して、妻に当たり散らす。
↓
妻は子どもにわめきたてる。
↓
子どもは犬を蹴飛ばす。
↓
犬は猫に噛みつく。
このように人間は、ネガティブな感情を相手に直接向けることができないと、自分よりも立場の弱いターゲットに向けてしまいやすい。
参考文献
モラハラや毒親はこのいい例で、自分のなかにある怒りを配偶者や子どもに向けています。
モラハラの加害者は、「相手が間違ったことをするせいで、自分が怒らされている」と思い込んでいるのですが、実際はもともと自分の内側で怒りの炎がかっかと燃えているから、相手の落ち度を見つけて責め立ててしまうのです。
だから、加害者は怒りが湧いてくる原因になっている火種に気づいて、デトックスする必要があります。
アダルトチルドレン、毒親、モラハラ加害者の心の奥底には
「親に愛されなかった」
「親に不当に扱われた」
「親に尊厳を踏みにじられた」
あるいは
「親をしあわせにできない自分なんて許せない」
という怒りがあることが多いです。
怒りは、悲しみの二次的感情です。
ほんとうは悲しいから、怒っているのです。
悲しいけれど、「悲しいという強烈な感情」を味わっているのはあまりにも苦しいから、怒りで悲しみにフタをしてしまったのです。
それが幼い頃からの習慣になっていました。
フタをしておかなければならない悲しみが心の奥にしまいこんであると、いつも怒っていなければ自分を保てなくなってしまいます。
いま目の前の相手に向けている怒りは、本当にその相手に対する純粋な怒りでしょうか?
弱者に怒りを向けて攻撃するのは、卑怯で卑劣な行為です。
卑怯とは・・
正々堂々としていないこと。
正面から事に立ち向かう潔さがないこと。
気が弱く意気地がないこと。
弱々しいこと。
精神的に弱い人間が、自分よりも立場の弱い人間を精神的に傷つけることをします。
なぜ精神的に弱くなるのでしょうか?
愛の欠如は、恐れがベースの思考を生み出し、いつも不安や心配や他者への不平不満ばかりの弱い精神状態をつくります。
卑しい(いやしい)の反対は
尊いです
両親がアダルトチルドレンの場合には、親たちも自分自身を尊いと感じる自尊感情が欠落しているため、自分の子どもを尊いと感じることも困難です。
〇〇ができるから、あなたはいい子
〇〇ができないなら、あなたはだめな子
〇〇(能力や容姿など)を持っているから、あなたは素晴らしい
このような条件付の尊いしか認められないで育つと、無条件の尊いを認められている喜びや平安が得られません。
「自分は欠落している駄目な人間だ」
という欠乏感や不安感などの恐れがつきまとい、心が虚しくて不安定になります。
これが、怒りをコントロールできない状態になる気分循環性障害などの根元的な原因です。

でも、すべての存在は、この世界で唯一無二の尊い存在です。
すべての存在は、欠けるところのない尊い無条件の愛をもって生まれてきます。
だから、「強くなって自分を守ろう守ろう」と必死にならなくてもいいのです。
ほんとうは、もともと弱くなかったのですから。
ただ自分の内側にある尊い愛を感じて、その気持ちのままに行動すればよかったのです。
自分を「わたしは、無条件の愛に基づいて、尊い」と感じられていれば、相手をむやみに傷つけることはできなくなります。
どうか、愛する人に
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